気持ちも新たにまたスタートします。

サクリファイス  近藤史恵
2008-05-21 Wed 17:48
サクリファイスサクリファイス
(2007/08)
近藤 史恵

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厚さも程よいし、あまり分厚すぎると飽きてしまう私には読みやすかったです。

私の趣味は「読書」とは言っても、かなり気まぐれだし片っ端から読むというタイプでもないし、しかもそれほど集中力もないという中途半端な読書好きなので、このくらいの厚さがちょうどいいのかも。
そんな感じで中途半端な読書好きなのもあり、この作家さんを読むのも初めて。
この本も本屋大賞で2位をとっていましたが、そんなことになるまで何も知らず。
作家さんすら知らず。本屋に積まれていたのだって知らず。

「サクリファイス」とは色んな本ブログの方を拝見してわかったのですが、
「犠牲」という意味だそうです。まさにその通りのお話。本当に犠牲なんです!

ロードレースという競技自体知らなかったし、「ツール・ド・フランス」くらいは聞いたことがあったけれどまったく見たことのないスポーツでした。
この本だって最初は、表紙がいきなり自転車なので「あ〜、競輪?!」なんて思っていて、
全く違いましたね^^;本屋大賞をとっていなければ見向きもしなかった本だと思います。

エースとアシストの関係なんて当然知る由もなく・・・。
でもこの本を読んでいて単純に「ああ、アシストが犠牲になってエースを勝たせるんだな。」なんて思っていました。「だから“サクリファイス”なんだなあ。」と。
ところが、最後の最後に真実が明らかになります。本当の「サクリファイス」とは。
その真実を知ったとき、驚愕しました。辛かったです。
思ってもみない犠牲でした。ここまでできるんだな。
愛とかプライドとか、そんなのともちょっと違うような気がします、私は。
実際にチームにいて、仲間がいて、レースをする本人じゃないと
なかなかわかりにくい感情なんだろうな、と思いました。
だけどまさか・・・・。
それから人の恨みというのも根深く怖いものだな、と実感。
あっさり忘れて(というか切り替えて)うまく生きられる人もいるのかもしれないけど、
そういうことができず、努力してもできず、ずーっと心の奥底に恨みを抱えてる人というのは何をしでかすかわったもんじゃないなぁ。
そのくらい命をかけてた、必死だったってことの裏返しなんですけど。
でも凄すぎ。実際の内情はどんなもんだろうとか、すぐ考えてしまいます。
あくまでもフィクションなのに。爆

ロードレースって本当に奥が深いのだなー。
それと同時にヨーロッパとは比べものにならないくらい日本では認知度の低いスポーツだなぁと思いました。ほんと自転車といえば競輪くらいしか知らなかったし。
かっこいいなぁ〜。実際のレース見てみたいです。



2008.5.20読了。
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2008-05-22 Thu 21:52 | | #[内容変更]
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