気持ちも新たにまたスタートします。

砂の女  安部公房
2008-08-05 Tue 13:43
砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)
(1981/02)
安部 公房

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画像がなかった・・・。

久しぶりの読書は、安部公房の「砂の女」です。
わー、ほんと喉が渇いた。海に行ったときに口の中に砂が入るだけでも嫌なのに、
そんなレベルじゃないですね、これ。

たまたま昆虫採集に行っただけの男が、一晩だけ泊めてもらうはずだったところから帰れなくなるってお話です。なんか怖かった。不気味でした。

けど、人間って閉じ込められててもその中で生きていこうと順応してしまうものなんですね。
どれだけ最初は「ここから絶対に逃げ出してやる!」って思っていても、ことごとく失敗に終わり・・・。
やがては諦めてしまう。
いや、違うな。本当は諦めてなんかいなくてずっとこの砂の穴の中から抜け出したかったはずなのに、いざ梯子に手を伸ばすと「逃げる方法はまた明日考えればいい」というような思いに駆られたり、明らかに「何が何でもここから逃げる!どんなチャンスさえも逃さない!!」と思っていたときとは違うのですよね。

良い意味でも悪い意味でも、順応性のある人間。
自由ってそもそも「不自由」があってこそ感じられるものだし、
冒頭の「罪がなければ逃げる楽しみもない」っていうのも妙に納得してしまいます。

ところで安部公房の本は初めて読みましたけれど、
敷居が高く感じられていた割には、なかなか読みやすく面白かったと思います。
内容が内容なだけになんだか暗ーくなってしまいましたが・・・。
でもまた時間が経ったら読み返したい作品です!
そして私はなぜか「旅行先で読みたい」と思ってしまいました。

最近、読書のペースがすっかり落ちてしまってます。
もともとそんなハイペースで読めるわけでもないのですが。
この「砂の女」もいったいどれだけの時間をかけて読み終わったんだろう。
分厚い本でもないのに、かなり時間がかかってしまいました。
電車で読めば眠たくなってしまうし、家では姪っ子に邪魔をされ・・・。
邪魔っていうか、私が姪っ子と一緒に遊んでしまうわけなんだけど・・・^^;
ほんとはカフェとかでゆっくり読みたい気もするけど、
「その時間があるなら早く家に帰ってゆっくりしよう。」とか考えてしまう。
夏休みは溜まった本をゆっくり読めるといいなぁ〜。。。
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